オートバイは楽しい!

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2009年01月08日

オートバイに乗っていてはわからないこと(2)


以前,折り畳み自転車ANTで足利まで行ったときにもいろいろな発見があったけれど,身近なところを走っていても意外な発見があるのだった。

例えば道路の勾配。

もちろん,オートバイで走っていても「ここは坂道だな」ってことくらいは見ればわかる。でも,自転車で走ってみると,それを身体が納得するのである。そして,どこを通ればいかに無駄がないか,平面的な最短距離だけでなく高度も考えたルート取りをするようになってくる。そのための手がかりとして,100mの等高線を茶色,150mの等高線を緑に1:25,000の地図の塗り絵を楽しんでみるとこんな感じ。

例えば,先日訪れた鶴見川の源流。上小山田町に刻まれた谷戸は意外に深く,アプローチする方向によっては無用なアップダウンを強いられることに。

ちなみに,地図のまん中あたりを東西に走る通称「尾根幹線」といわれる道路を境に北側が多摩ニュータウン開発区域。川は直線的な「排水路」に改築され地形も大きく改変されている。一方,南側はクネクネとした等高線に川の流れがリンクしていて自然の地形がかなり残されていること,そしてその区域のほとんどが町田市域であることを考えると町田市の多摩ニュータウン開発へのスタンスが明確にあらわれているように見えて興味深い。

ところで,この塗り絵を終えて,改めてカシミール3Dのホームページを見ていると「日本高密メッシュ標高セット」なる地図データを発見。今までは国土地理院の1:25,000地図の無料データしか使っていなかったんだけど,これをダウンロードして見てみると目からウロコがボロボロと。

多摩ニュータウンや鶴見川源流域が10mメッシュから外れているのは残念だけど,人間の活動で見えにくくなっている都内にも,川が刻んだ地形がしっかり存在することが3Dでくっきりと見て取れる。

他にも鉄道や道路の盛土/切土の様子,多摩川,荒川とその支流が台地を削った様子,荒川河口付近の0m地帯のヤバさなどなど思わぬ発見がたくさんありました。ボクサーハウスからの帰り道,第一京浜を横切って大井町に向かって上り坂になっている理由もなるほどね!って感じ。

やっぱり三次元の地図は楽しいなぁ...(^^)

投稿者 Taniguchi : 2009年01月08日 16:09

コメント

なかなか興味深いレポート?ですね。

古代より、文明は川と共にありって感じでしょうか。

地図を見るのは好きなので、今度見てみようっと。

あと、自転車で坂道を登るのはキライじゃないです。

投稿者 かがみ : 2009年01月09日 09:33

確かにいにしえの四大文明は川とともにあったのでしたね。雨水利用も楽しいですよ(^^)。

カシミール3Dの高密データは是非お試し下さい。

坂道は,一緒にサイクリングに行く学校の子ども達が変速無しのママチャリのヤツもいるので,イヤにならないよう一応配慮しています。

個人的にもまだまだ修行が足りませんで...(^^;

投稿者 Taniguchi : 2009年01月09日 21:23

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