キャブを開けてみるとフロート室には，やはり錆のような細かい粉がずいぶんと溜まっていました。

一応，燃料フィルターは付いているのですが，それをかいくぐってしまいそうな本当に細かい砂のような汚れです。これは古歯ブラシできっちりと取り除いてやります。

その他の部品も，金属本来の色が戻ってきて，やはりきっちりと掃除をしてやった甲斐があったという感じ。

翌日，キャブを組み立てて車体に付けてやると，いくぶんまた力強く走るようになったような気がします。もちろん平地での最高速なんてたかが知れていますが，下り坂での参考記録は少しアップしました。

だから何なんだ！と言われると答えに困るわけですが，こういうちょっとしたことがバイクいじりの楽しみだったりするわけです。

リッターバイクをいじるのはなかなか勇気が要りますが，原付なら馬力も知れているし，非力な分，いじった効果がわかりやすいのでかえっていいのかもしれません。（つづく）