STARTPAGE(133ch)Backnumber 19970701 by J.Taniguchi(jtn@tama.or.jp)

鉄板の魅力(1)

さて,今日の画像ですが,何だかわかりますか?ちなみに画像の登録に失敗したわけではありませんよ(笑)

ヒント:はっきり言ってオートバイとは何の関係もないです。

答えはまた今度!ってことだと手抜きだと思われてしまうので,答えをあかしますとこれは石油ストーブなんです。アラジンのブルーフレームといって英国製の歴史ものなんですが,もちろん今でも新品で入手できます。

僕は,このストーブをもらったんです。例によって(笑)もう壊れているから捨てるってのを拾ってきたというか。でも,芯を取り替えたり,割れていたつまみを新調したりするだけですぐに復活してくれました。基本的にシンプルでしかも鉄板でしっかり創り込まれているので使えば使うほど味が出ます。しかも,独自の工夫で電気の力を借りることなく灯油を青い炎で完全燃焼させてくれる。こういうモノって「ちゃんとメンテナンスして使い続けたい」と思わせてくれるんですよね。

最近の,新品の時はきれいでかっこいいけど,使っていくうちにみすぼらしくなっていくだけのプラスチックを多用した品物とは育ちが違うわけ(笑)。

で,これってオートバイにも似たような話がありまして,それはプラスチッキーな国産スクーターたち,もっとしっかりしろ!ってことなんです。

見かけはきれいで走りも悪くないんでしょうが,ちょっとちゃち過ぎるんじゃないの!それに,すぐにみすぼらしくやれていく。使う方がそれでいいのなら,別にいいんでしょうが,僕としては「それは違うんじゃないの」とあえて申し上げたい。

オリジナリティにあふれ,使えば使うほど味が出るもの。かっこよく言えば「エージング」に耐えうるもの。これからは,かならず,こういうものをじっくり使う時代になる。でも,今のスクーターにはちょっと荷が重いのではないかなあ...とちょっと心配するわけです。

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画像の説明:フォトショップで遊んでみました(^^;)

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