１兆円と漢字で書いてしまうと全然イメージがわきませんが，1,000,000,000,000円と書くとちょっとしたことができそうな気がしてきますね（笑）。「一兆」って単位は，最近のハードディスク容量の単位がギガバイトになって結構すごいと思っていても，まだその１０００倍なわけですから。

なんでこんな話をするかというと...そう，１８日の午後３時にいよいよ一般に供用される東京湾横断道路（東京湾アクアライン）の建設費がおよそ１兆円なんだそうです。とりあえずは「おめでとうございます！」なんですが...。

とりあえず，お金さえかければ，そして用地買収の問題さえなければ東京湾を横断する道路さえできてしまう。ただ，僕としてはやはり日本の動脈である東名高速道路とつながってはじめて「おめでとう！」といいたいわけで...。

というか，本当は東京湾アクアラインができたくらいでは全然不満でして，東京をとりまく環状道路，特に三郷〜和光間が供用されている東京外環自動車道（外かん）や鶴ヶ島〜青梅まで供用されている首都圏中央連絡自動車道（圏央道）が全部通れるようになったときにこそ「心からおめでとう！」と言いたいと思ってます（笑）。

一方で，最近の新聞にはよく一兆円単位の不景気な話が載っているようですが，たとえば「１０兆円」という活字を目にしたら「ああ，アクアライン１０本分か...」などと具体的にイメージするとそういう記事が急にリアリティを持ちだすから不思議なものです。