さて，二輪EVですが，クルマに先立って純粋な電気スクーターがすでに商品として発売されています。前回，ここで紹介した最高速度210キロのレーシングEVを作っている東京R&Dからスクータータイプのものが596,000円で発売中とのこと。決して安くはないですが，それでも，お金を出せば実用EVが手に入れることができる時代になっているんですね。

充電も家庭用１００Vでできるそうです。

興味があるのは，この電動スクーターの乗り味がどんなものなのかというところです。ギアチェンジの必要なんて多分ないのだろうし，振動もほとんどないのだろうし，音も相当静かなんだろうし。

実用トランスポーターとしての電気スクーターは，用途に合う分野から着実に普及していくのでしょうね。でも，趣味としてのオートバイはどうなっていくのかなとふと思うことがあります。サーキットを走るレーサーも電気仕掛けのレーサーがガソリンエンジンを積んだレーサーをしのぐ時代がやってくるのでしょうか。２１０キロも出る電気自動車が実験されていることを考えると，そんな時代も案外すぐそこまでやってきているのかも知れませんが...。

でも，僕としてはせめてレースの分野に限って言えば，できるだけ長い間ガソリンエンジンが残ってほしいと思ったりもしています。環境問題もなかなか難儀なものではありますね(^o^;)。

★東京の虎ノ門には財団法人日本電動車両協会のショールームがあって，各種電気自動車が各種展示してあるほか，試乗もできたりするようですので興味ある方は問い合わせてみてください（なお，今日の画像はここのパンフレットから引用させていただきました。）

(財）日本電動車両協会 〒１０５東京都港区虎ノ門2-5-5　電話03(3503)3651