STARTPAGE(133ch)Backnumber 19980925 by J.Taniguchi(jtn@tama.or.jp)

プロのテクニック

自分がどんな格好でオートバイに乗っているか?

ニーグリップをしているかどうかとか,つま先が開いていないかとかは自分で見ればわかりますが,コーナリングが決まっているか(笑)なんて誰かにビデオや写真を撮ってもらわないかぎりなかなかわからないですね。

そしてこれが結構むずかしいのです。

さて。

今日の画像はたにぐちのコーナリング写真。箱根の某所で撮影してもらったものです。

ホイールと背景は流れているのに,オートバイとライダーはビシッとおさえてます。いわゆる「流し撮り(*1)」というテクニックで,いかにも走っている!という雰囲気がバッチリですね。

# でもスピードはせいぜい50キロくらいなんですよ。

撮影してくれたのは,雑誌アウトライダーでいつも美しいツーリング写真を楽しませてくれる須藤英一氏。本当にどうもありがとうございました。

さて。

須藤さんは写真集「ツーリングシーン」を出されていて,ページを繰ると,これまでにアウトライダー誌に使われたものの中からピカイチの写真イッキに楽しむことができます。仕事にはまってツーリングに出られないときなど,ついつい本棚の「ツーリングシーン」に手が伸びてしまうという...。CD-ROM版もあるようですので興味のある方は是非ご覧くださいまし。

*1 流し撮りとは?
オートバイとかクルマとか,走っているものの写真を撮るときには,一般にシャッター速度を速くして被写体がぶれないようにしますが,これだと車輪や背景までくっきりと写ってしまうため,躍動感が出にくくなります。そこで,逆に,遅めのシャッター速度で被写体を追いながらシャッターを切ると...被写体はビシッと,でも背景やホイールは流れたいい感じの写真が撮れるのです。でもこれはシロートには相当むずかしいテクニック。これを百発百中で決められるのはさすがプロです。

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画像の説明:やはりプロのテクニックはひと味違います

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