昨年の12月18日に開通した東京湾横断道路アクアラインですが，開通１年間での交通量は予想の半分にとどまってしまったそうです。こんな状態で1,440,000,000,000円に上る建設費の借金は返済できるのでしょうか？

一方，不思議なのはラジオなどの交通情報で聞いていると，海ほたるＰＡは満車！ってことが多いこと。結局，僕も”海ほたる”までは１度だけ行きましたが，向こう岸の千葉県に行くためには利用しなかったです。

通行量が予想を下回った原因は，不況によるトラック利用の低迷なんていってますが，たとえ景気がよくたって，あの通行料金の高さ（それでも開通後５年間はバーゲンプライスなんですよね...）と，日本の動脈な東名高速や中央道とつながっていない不便さを考えると当然だと僕は思います。

逆に，海ほたるＰＡを「目的地」と見立て，そこへの「アクセス道路」としてのみ機能しているというのがアクアラインの本当の姿なのではないでしょうか。

# それにしちゃずいぶん無茶な投資だと思いますが :p

お台場などの湾岸地域をめぐる新交通システム「ゆりかもめ」が開業当初の予想をいい方に裏切って活躍しているのとは対照的。

でも，アクアラインが本当に有用な道路なのであれば，どこぞの金融機関に回すお金を *たった* １兆４千億円だけ回してあげて，建設費を一気に償還してやるくらいのことをやってもいいのでは :p。

# 結局のところ「水は高いところから低いところに向かってしか流れない」ものなのですねぇ。