ISIZE USER COLUM(133ch)Backnumber 19990401 by J.Taniguchi(jtn@tama.or.jp)

高速 海ほたる連絡線!?

■2003年4月1日の「オートバイは楽しいのだ!」内容予告

建設省改め国土交通省と日本道路公団+首都高速道路公団等改め日本有料道路公団は,本日より東京湾アクアラインを「高速海ほたる連絡線」と改名するとともに,料金体系の大幅見直しを行う。

これは,1997年の開通当初に設定された割引料金をもってしてもアクアラインの有効な利用が図られておらず東京湾岸各線の渋滞が一向に緩和されていない一方で,アクアラインそのものの通行量の低迷によって建設費の償還が予定通り進まないことから,昨年度末までに建設費の償還に公的資金を注入し通行料金の抜本的な見直しを行った結果実現したものである。

今回の改定によって,東京湾アクアラインは「高速海ほたる連絡線」として東名高速などの高速道路の一部区間として位置づけされることとなる。また,これまでいわゆる高速道路とは別料金扱いになっていた首都高速各線,東京外環自動車道,一般国道16号横浜横須賀道路等もすべて高速道路として同一の料金体系に組み込まれる。これは,20世紀末から実用化に向けて実験・研究がすすめられてきた料金自動収受システムにより,首都高速等の利用料金が対距離制による料金体系に一本化することが可能となったことが大きい。

同時に,海ほたるパーキングエリアは浦安の大規模レジャー施設,大手ゲーム機製造各社などによって総合プロデュースされる目的地型パーキングエリアとしてリニューアルされ,駐車料金は駐車需要によって変動する時間制の有料とされることが決定している。

なお,日本有料道路公団は,中京地区,阪神・神戸地区,北九州小倉地区,本四連絡橋なども管理しており,これまで別料金扱いとなっていた区間を統一的な料金体系に組み込むための料金体系の見直しを順次実施していく予定である。

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賢明な読者の方は百も承知なこととは思いますが,本日は4月1日ですので,今日の内容を真に受けないようお願いいたします(笑)。

それにしても...。

つぎつぎに新型車両が投入されて活気あふれる新幹線も開業当初は世紀の無駄遣いなんて言われたこともあったと聞きますから,将来はこのアクアラインも本線が渋滞するほどの交通量になるのかもしれません。でも,一方で”万里の長城”も建築当初はオブジェになるなんてだれも思っていたかったんでしょうね...とも思ったりするわけです。

東京湾アクアラインの行く末を暖かく見守りたいと思う今日このごろでございます。

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画像の説明:平日なのに利用車両は観光バスとデェト&レジャーな
乗用車ばかりだった1999年3月当時

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