文字通りの風防としての役目のほかに，ちょっとした雨の日には雨よけにも大活躍なうちのベスパの巨大風防なんですが，唯一の弱点はワイパーがないこと。

それでも昼間は，まだいいのです。問題は，雨の夜。風防についた水滴が対向車のライトに乱反射して前が見にくいことおびただしいのです。

何とかこの水滴を飛ばす方法はないものか。

クリンビューを吹きつけたり，ガラコ系の撥水剤を塗ってみたりいろいろチャレンジしてみたのですが，どれも平凡な内野ゴロって感じ。

なかなか決定打が出ないなあと思っていたところに，目に付いたのがＴＯＴＯのハイドロテクトフィルム。

本来は，ミラー面に貼り付けて，ミラーにつく水滴をなじませることで水滴を撃退するのですが，これは風防の水滴撃退にも使えるんじゃないか！と思いついて早速テストしてみました。

取りあえず，クルマのドアミラー用のものを一組購入。そして貼り付け。紫外線パワーが必要とのことで２〜３日放置し，霧吹きで水滴をかけてやると...。とりあえずフィルムを貼り付けた部分だけはきれいに水滴が流れ視界が確保されています。

さて。ちょうど先日のキャンプツーリングであらゆる雨の場面に遭遇できまして（笑）。結果としては...たしかにヒットではあるけれど残念ながら起死回生の大当たりにはなりませんでした。

たしかに夜間の対向車のヘッドライトの乱反射はなくなるのですが，流れた雨滴でどうしても向こう側が歪んでしまうのです。やはり視線より上までくる風防の雨対策にはワイパーしかないようで。

ただ，停止時には向こう側がクリアに見えるので，雨滴が直接当たりにくいミラーには効果大だろうと思いました。