ISIZE USER COLUM(133ch)Backnumber 19990619 by J.Taniguchi(jtn@tama.or.jp) |
いつごろから故障していたのか(4) |
発電機の修理をしたのが去年の6月末。 もともと今どきのオートバイに比べるといくぶん回転を上げ気味にしてやらないと十分に充電されにくいパリダカ号なので,高速道路などでは少し積極的に回してやると...やっぱり,また,オイル警告灯がパパッと点くことがあるのが判明。 「あ〜,いったいこれは何なんだ〜!」と思い,潤滑まわりでノーマルでない部分をすべてノーマルに戻してしまうことにしました。 増量オイルパン,そして,それに合うようにモディファイされたオイルストレーナ部。これは中古でうちに来た時点ですでに改造されていたのですが,あとはこのどこかしかないという結論を出さざるをえなかったということですね。 結局,純正オイルパン,ストレナー,カバープレート,そしてオイルパンを岩などからガードするエンジンガードを付けたのが8月も末,43,739kmの時。オイルパンだかストレナーだかの部品がメーカー欠品でずいぶん待たされてしまったという事情もあるのですが,何はともあれ,それ以降はオイル警告灯が点くということはなくなったのです。 さて。結果論になるのですが,4,700km余りの間,潤滑に問題がある状態のままで走ってしまったことから,たぶん,この時点でコンロッドメタルにかなりのダメージが来ていたんだと思うのですね。そして虫歯と同じで壊れかけたコンロッドメタルは症状が進むことはあっても自然治癒することは決してないのです。 夕方からとはいえ暑い中,講習会に参加したり,プラグコードをノロジーに替えてエンジンをブイブイ回してみたり11月には伊豆を走り回ったり,今思い返すとホント冷や汗モノ。 いろいろな要因が重なったとはいえ,もう少し早い時期にプロに徹底的に診てもらうべきだったと反省しきりです。あとは,メーカー純正のバランスを,下手な改造で崩してしまわないというのもありますね。 四気筒のKもいいけどやはりフラットツインの乗り味もなつかしい今日この頃。 パリダカ号が戻ってきたら,今度は「壊さない」ように気をつけたいと思っている次第です。(おしまい)
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画像の説明:ピストンを外して一同唖然。本来はコンロッドは 自重で斜め下を向くべきもの。 |
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