STARTPAGE(133ch)Backnumber 19990702 by J.Taniguchi(jtn@tama.or.jp)

ヨツワなオートバイに感動!

●第一回〜このキュートなのりものはいったい何?

屋根はついているけれど,やたら寸足らずな印象。全長はまさにオートバイ。つーか,ピザ屋の配達マシンといい勝負!?。

このアングルからはわかりませんが,タイヤは4つついてます。でも,二人乗り。

エンジンはスーパーチャージドな660ccャ。うまく登録すると黄色いナンバーがつけられるそうな。

路上への投影面積なんて,僕が乗ってるBMW R100GSパリダカールといい勝負かも。

クルマから”えばり”の要素をそぎ落として,街の中で人を運ぶってことに徹することから生まれたのがこの乗り物。名前はスマート。Made in E.U.。

画像の説明:横からみるとタマゴのよう。キュートです!


●第2回〜ショーカーみたいな迫力な内装

見ての通り,左ハンドルです。ペダルはクラッチレスな2ペダル。右手でシーケンシャルシフトを操ります。シーケンシャルってところがオートバイしてるでしょ。

目がくらみそうな内装のブルーですが,毎日乗ってりゃ慣れるのかも。

ペダルをパタパタと操りながら街を流してみると,なんだか,いつものビル街が日本じゃないみたいに見えてくるのがちょっと不思議。

案外,下町あたりで人とクルマの両立を図れるのはこんなやつなのかも。

画像の説明:目の覚めるブルーの内装。居眠り運転の心配なし!?(笑)


●第3回〜デザインが冴えるメーターまわり

液晶表示な窓のなかには,燃料計,水温計,オドメータ,そしてシフトインジケーターが首尾よく仕込まれてます。そのまわりが速度計。

シフトアップ,シフトダウンのタイミングも表示されるので,クラッチレスなシーケンシャルシフトを操るのも簡単。慣れればそんなの見なくても大丈夫なんだけど。

いまどきの軽自動車とおなじく,ちょこまかと良く走ります。このインパネの右側には同じ色合いのタコメーターと時計が並びます。これもめちゃくちゃキュートでした。

スケール1:1の模型みたいで,何だか欲しくなってしまいました。

画像の説明:この横に,これまたキュートな回転計と時計が並びます


●第4回〜タイヤにも志あり

タイヤのレタリングを良く読むと「CO2削減!!」とハッキリと謳ってます

できるだけ,環境へのインパクトを抑制しつつ,でも,移動の自由は失いたくない。

そんなギリギリの妥協点を具体化したのがこの乗り物なのかもしれません。

画像の説明:見かけだけのインチアップとかと無縁というのも煩悩が少なくていいのかも...(^^;。


●第5回〜表情豊かなフロントマスク

愛嬌があるってわけじゃないけど,たしかに表情豊かな顔してます。

「なーんだキミ達はまだそんなウスラでかいクルマに乗ってるのかね〜。でもクルマでえばれる時代なんてとっくに過去の話なんだぜ,ガハハ...」なんて主張が聞こえてくるような(笑)。

世の中,こんなクルマがもっと増えてくれば渋滞も少しだけ緩和されるのかも。

考えてみたら,人を運ぶだけだったらオートバイでも十分なわけでして。雨が降ったらどうしようというのは確かにあるけれど,コミューターとしてのオートバイというのももっと見直されていいのかも知れません。

画像の説明:主張のあるクルマはいい顔してます!

***

なお,この乗り物を快く試乗させていただいた アレーゼ日本橋(03-3662-8186 中央区日本橋浜町3-21-3)の皆様,どうもありがとうございました。


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