ISIZE USER COLUM(133ch)Backnumber 19990726 by J.Taniguchi(jtn@tama.or.jp)

ちょっと北海道ツーリング(4)

●7/5 抜けるような青空と地平線に感動!

朝起きると陽射しが眩しい。北海道上陸以来初めての青空にヤッホーな気分(笑)。

昨日水蒸気を噴いてしまったK100RSに冷却水を補給して出発。積極的に走行風で冷却したいけど「去年,帰りに転倒して入院したライダーが居たから気をつけて下さいね」という宿のおかみさんの言葉も頭の中をクルクルしてしまう。

とりあえずオーバーヒートするまえに,R273に出れてホッと一息。

さあ,走るぞ!とふとミラーに目をやると,なんと快晴の青空に真っ白な雪をあしらった大雪山がくっきりと映っている。昨日は雲の中の存在で(^^;全然気づかなかったぞ。やはり大雪山荘に一泊したのは大正解。

それにしても今日はどこに行っても景色が最高に美しい!

チミケップ湖のほとりにたたずむチミケップホテルでランチ。御馳走な食事と香り高い珈琲にホッと一息。観光バスが来ないところはやっぱり落ち着いていていいです。

鹿鳴の滝に寄り道し,阿寒方面へ。双岳台は一工夫すると雄阿寒岳と煙をあげている雌阿寒岳が一望にできるのですが,これまたしばらく見とれてしまうほどの素晴らしい眺め。

まだ,日は高いけれど気がつくともう午後4時近い。弟子屈までくれば釧路湿原まではもう一走りと思いながら走っていると,この先4キロ遊覧飛行の看板。まもなく国道右手に弟子屈飛行場の滑走路。一応,チェック入れるべく寄り道。

すると,あと1度だけフライト可能。しかも,空を見上げると依然として抜けるような青空。これは飛ぶしかないでしょう!

立派なインパネをみなければ軽自動車の車内のようなセスナに乗り込みシートベルトをカチリを締めイザ離陸。5.7L直4のエンジンが駆動するプロペラが目の前でぶんぶんまわり,振り返ると弟子屈の町が模型になった頃,目の前に真っ青な水をたたえた摩周湖が...。

摩周岳にうっすらとかかる雲もアクセントになって本当に息をのむ美しさ...。

摩周湖上空を一周して,硫黄山上空,そして屈斜路湖。和琴半島から再び弟子屈上空。900草原上空から滑走路にアプローチ。夢のような30分のフライトが終わりました。

オートバイで走るのはもちろん楽しいけれど,また次元の違う面白さがあったりするのだなあという発見な一日でした。

遊覧飛行の問いあわせ先:北海道航空(株)011-781-1247

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画像の説明:上空から摩周湖を眺められるなんて最高の贅沢!

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