●7/6 逃げ水を追う一日

昨日の抜けるような青空はどこへやら，今朝はいきなり霧雨である。

まあ，しかし今日の宿も茅沼駅前の旅の宿六花（りっか）だし，行程は全く未定だし気楽なもの。ペンションの田中さんの煎れてくれた美味しい珈琲を飲みながらウダウダと雑談しているうちには雨も上がり空も明るくなってきた。

結局は道東にはありがちな天気ということで１１時頃出発。まもなく青空がのぞきだす。湿気の具合とか路面温度の関係なのか，今日は行けども行けども追いつかない逃げ水を追いかける一日。

今回のツーリングは，地図上で目に付いた滝を見て回るというのもあるので，今日の目的地は標津町R244金山スキー場近くにある金山の滝。

出た時間も遅かったうえに開陽台やらあちこち寄り道をしているうちに滝に着いたのが午後もかなりいい時間になってから。

R244から一本入った道路の橋の上から滝を望むと渓谷のかなり下の方に落差数メートルの滝。高さがないのは残念だけれど水量はかなり多いので，林の中を少し歩き河原に降りて滝近くまで寄ってみると...思った通りの奔流。轟々という音を聞きながら滝をぼんやり見ていると，流れに逆らって空を舞う魚がキラリ。

見た感じ40センチくらいは優にありそうなヤツが，何度も何度も滝上りにチャレンジしている。見ていると他にも何匹か挑戦しているやつがいる様子。近くの釣り人のおっちゃんに聞くと鱒方面らしい。

ゆったりとしばしの休憩。やはり滝は気分がリフレッシュして気持ちいいです。

この日はこの後厚岸経由で牡蛎の薫製を買って茅沼の六花着17:50。18時からの夕食にギリギリ間に合ったのはGPSレシーバーの到着推定時刻表示機能サマサマでありました。

旅の宿六花：01548-7-2357 一泊二食7300円(10:00-15:00はお休み)