北海道の大雪山麓の林道を走った時に思わぬオーバーヒートに見舞われたK100RSですが，原因は冷却ファンの故障。

40km/h以上で走れれば，そして，エンジンをあまり回さないようにすれば，走行風で問題なく冷却されるのですが，慣れないダートをハンドルを取られそうになりながら走るという状態ではとてもそうはいかず，走行風だけでの冷却では間に合わなかったのですね。

それでも何とか北海道から帰着し，いつもお世話になっているFLAT大森に持ち込んでみると，ファンの回転が異様に重くなっていることが判明。早速，交換です。部品代17,890円也。

北海道に出かける前までは，確かに回っていたのに，ちょうどツーリング途中で故障というのはタイミングが悪かったとしか言いようがないのですが，このときは，東京まで帰ってこれたのは不幸中の幸いではありました。

それにしても，ラジエーターといいファンといい，クルマのものと見事に相似形。サイズがふたまわりほど小さいだけで見た目はクルマのものと同じと言っても差し支えないのでは。

ＢＭＷといえばクルマも有名ですが，クルマの設計ノウハウがそのままオートバイにもフィードバックされているって感じですね。とはいえ，ＢＭＷの製品としてはクルマよりもオートバイの方が古くからあるってことは，案外知られていない事実だったりします。