ISIZE USER COLUM(133ch)Backnumber 199901028 by J.Taniguchi(jtn@tama.or.jp)

モーターショーレポート(4)

●闇を切り裂くヘッドライト

ここ数年で,急に増えてきた水銀灯のような青白い光を発するヘッドライト。高価格乗用車や長距離トラックなどに装備されているのをよく見かけます。

これは,フィラメントに電気を流して発光させる今までの電球とは全く異なり,放電による発光による光を使っています。ヘッドライトの中に連続する小さな稲妻が封じ込められているといえばわかっていただけるでしょうか。

十分すぎる明るさの割に電気を食わないこのシステム。

オートバイにも是非付けたいとは思うのですが,電気を流せばすぐ光るこれまでの電球にくらべて,稲妻を手なずけるコントロールユニットが必要ということで取付けスペースのないオートバイでは,まだ見かけたことはありません。

ところが,部品のブースに足を運んでみると,技術の進歩というか量産化のメリットというか,コントロールユニットが大幅に小型化薄型化されていました。

「これなら,カウル裏に少しスペースがあればオートバイにも装着できるかもしれない」という期待を抱くのには十分なほどのもの。

説明のオニイサンに向かって,思わず「オートバイメーカーにも是非強力に売り込んでおいてください!」とプッシュしてしまいました。

なお,部品ブースは二輪車と同じ北ホールです。ブレーキホースの違いを実感できるコーナーなど,一回りするだけでも案外楽しめます。この機会に是非どうぞ!。

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画像の説明:まさに闇を切り裂く!明るさです

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