ISIZE USER COLUM(133ch)Backnumber 199901101 by J.Taniguchi(jtn@tama.or.jp) |
モーターショーレポート(6) |
●案外まじめ!?なPIAGGIO社 部品関係のEmitec社の展示ブースで見つけたハチの巣のような断面をもつこのパイプ。これが実は排ガス浄化のための触媒なんですね。 日本でもようやくオートバイに対する排ガス規制が本格化してきたって今日この頃ですが,いただいた資料によるとEmitec社では1988年からPIAGGIO社に触媒を納入していることがわかります。そして1989年にはハーレーダビッドソン,1990年からはBMW Motorrad。日本のメーカーでは1992年にSUZUKIが顔を出してます。 できるだけ多くの人のシアワセを支えるために,できるだけ多くののオートバイが世界中で活躍するのは悪いことではない...でも,昨今の異常気象を考えると環境へのインパクトはできるだけ抑えていかなくてはならない。となると,排ガス対策はどうしても避けて通れない。 触媒をつけるとパワーダウンなんてイメージは確かにあるけれど,ヨーロッパではレースカーでさえ触媒が装備されている現実を考えると,オートバイでの排ガス規制も時代の要請なのでしょうね。 ヒステリックに2ストマシンを断罪してしまう風潮はなんだかな〜とは思いますが,これからのオートバイがどう変わっていくのかじっくりと見極めたい今日この頃であります。 *** 部品ブースは,おねいさんの分布度は高くないのですが,展示そのものをじっくりと見て回ると興味深いものがたくさんあります。 というか,市販車そのものはわざわざモーターショーで見なくても...というのがたにぐちの考えでありまして,オートバイを取り巻く新しい技術やオートバイの未来をほんの少しでも垣間みたいとついつい背伸びをしてしまうわけなのです。
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画像の説明:PIAGGIOって案外マジメなんですね〜(^o^; |
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