ISIZE USER COLUM(133ch)Backnumber 199901112 by J.Taniguchi(jtn@tama.or.jp)

パリダカ号,ワイヤーハーネスキットを装着

夜間のライディング,しかも人里離れた山の中を走るなんてことになった場合,頼りになるのは自分のヘッドライトの光のみ。

最近は,H.I.Dシステムという,従来の電球を使用したものとは一線を画したシロモノも普及しつつあるけれど,まだまだオートバイの世界ではハロゲン電球をとっかえひっかえしながら少しでも明るいヘッドライトを手に入れようとしている方が多いのではと思います。

1989年型と1991年型のオートバイを抱えている自分もまさにその一人。

特に,ヘッドライトまわりは手軽にいじれることと,用品店に行けばさまざまな電球が売られていることから,ついつい”遊んで”しまうのですね。

さて。

先月,半年にわたる入院生活から復帰したパリダカ号ですが,高効率バルブを奢ってやってるにもかかわらずK100RSのヘッドライトに比べるとはっきりと見劣りしてしまうのです。そこで,昔乗っていたSUZUKI GSX-R750で大いに効果があったヘッドライト用ワイヤハーネスキットを装着してみました。

こいつは大容量のリレーを介してバッテリーとヘッドライトを直接結んでくれるスグレモノ。電線も,オートバイに使われているものよりふたまわりほど太いので,電圧ロスが少ないため電球が100%実力を発揮してくれるというわけ。 タンク下の,まるでそのために用意してあったかのようなスペースにCIBIEのリレーが美しく収まり,取付け自体は20分ほどで終わりました。

さて,効果を数値で確認すべく,ノーマルの配線とワイヤハーネス使用時の電球部分での電圧を確認しておきます。すると...な,なんと両者全く変わらず!つまり,パリダカ号ではワイヤハーネスは全く意味なしだったのです。

結局パリダカ号の配線にはノーマル状態ですでにリレーが使われていたのですね(オレンジ色の箱がヘッドライトリレーでした)。60/55Wの消費電力くらいでは,ハーネス(電線)もノーマルで十分だったようで,残念ながら違いがでなかったのです。

ここで,ちきしょ〜とか思ってよりW数の大きな電球をつけたりすると...,確かに明るくはなるのですが,それほど発電量に余裕のないパリダカ号では無用のバッテリー上がりを招いたりすることになるそうな。

またしても,BMWはノーマルで十分ということを思い知らされる結果となりました。それで不足なら新型をどうぞということなんですね。たしかに最新のR1150GSのヘッドライトシステムはじっくりと改良が施されておりますです。ちきしょ〜(笑)。

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画像の説明:取付けは完璧に美しくできたんですが...
結局,二週間ほどして外してしまいましたとさ...。

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