ISIZE USER COLUM(133ch) Backnumber by J.Taniguchi
割れたのはレンズだけなので...
Dec.16/1999 (No.494)

たくさんのパーツが組み合わされてでき上がっているオートバイ。でも,それぞれのパーツもさらに細かなパーツで構成されていることも多いのですね。

9月末に壊してしまったベスパのヘッドライトユニットも,ボディから外して外してじっくり観察すると,レンズ,リフレクタ,電球,電球のソケット,ボディへの取り付け金具など複数のパーツで構成されていることがわかります。

そして今回壊れてしまっているのは見事にレンズのみ。レンズユニット自体は1998年の3月末に交換したばかりなので,リフレクタに至っては新品同様のピカピカのきらきら。

取付けと電球まわりのソケットの特殊性を考えても,ベスパ専用のこれを捨ててしまうのはあまりにもったいない,何とかレンズだけ入手する方法はないものか...。

まず考えたのは,リフレクタが曇りかけたような中古のP用ヘッドライトを見つけてきてレンズだけ流用する方法。でも,これが案外見つからず。もし,見つかったとしてもガラスレンズとリフレクタを分離するのはかなり大変な作業になりそうなのでこれはあきらめ。

いろいろ模索の末,結局,今回はデイトナ扱いの原付レプリカ改造用のヘッドライトユニットを使ってみることにしました。Koito製のこれはレンズまわりがプラスチックで分解しやすそうだったので。本当は,鉄板ベスパにはガラスレンズを付けたかったけど,今回はやむなしです。

まずは割れてしまったガラスを全部外します。残っていたガラスにガムテープを貼り飛散防止の処置をほどこした上で,金づちでたたき落とします。残っていた接着剤もカッターなどでキレイにこそげ取ったうえリフレクタも磨きあげて,とりあえず,こちらは準備オッケー。

そうそう。こういう作業をするときにはケガしないよう細心の注意をお忘れなく。ちょっと作業性は落ちるけれど,革軍手と保護メガネは絶対必要。ケガしてしまっては「オートバイいじりは楽しい!」どころじゃなくなってしまいますからね(つづく)。

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ガラス相手だと結構緊張しますね。ケガしないよう細心の注意で。
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