ISIZE USER COLUM(133ch) Backnumber by J.Taniguchi
工具集めもまた楽し(10)
Feb.23 (No.522)

電装がイマイチ弱い感じのパリダカ号と付きあうようになってから,ずっと欲しいと思っていたのがバッテリー液の比重計。

ヘッドライトをつけたまま渋滞の中をはいずり回るような状況に置かれると,すぐにバッテリーが心もとなくなってしまうってのはどうやら「伝説」ではなさそうなのです。

そこで,バッテリーの充電状況を測ることができるバッテリー液の比重計が登場するわけ。

もうすっかりセピア色の昔話になりますが...,バッテリーって電解液の希硫酸のなかに電極の鉛がイオンになって溶け出すことで電気を貯めている...とバケガクの時間に習ったような記憶があります。

で,鉛が溶け出すことでバッテリー液の比重が重くなるわけでして,結果としてこの比重を測ることでバッテリーのポテンシャルを測ることができるのです。

ちなみにこの比重計。原理そのものは難しいものではないので各社から発売されているのですが,今回買ったものはマックツールのもの。浮きを兼ねる矢印部分にコロンブスの卵的な工夫がされていて,比重が一目で読み取れるスグレモノ

ちょうど,いつものバイク屋さんにいるところにバンセールスのクルマが回ってきたので直接購入したというわけでした。

「使い終わったら,かならず内部を水で流しておくんだよ。そうすればうんと長持ちすっからさ!」なんて,バイク屋さんからもアドバイスをもらえただけでなく,ちょっとした使い勝手向上の改造をしてもらえたのも何かちょっと得した気分。

ところで,パリダカ号の電装は本当にダメなのかというと...1989年にパリダカ号が作られたときには,ヘッドライトの常時点灯なんて法律で強制される時代ではなかったわけだし,そもそもアイドリングのまま渋滞にはまりつづけるニッポンの道路状況にもかなりの責任はあるわけでして...。

最近は,昼間はヘッドライトオフ。流れに乗って走るときには充電が始まる2500r.p.m以上を保つようにしているせいか,寒い日の朝でもバッテリーのご機嫌はすこぶる良好。ちょっと古いオートバイはちょっとしたココロ配りが効くのですね。

そうそう。昨年12月に純正バッテリーに交換したって話は明日にでも。

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ちょっとした工夫で使い勝手が◎に!
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