今回の宴会会場である川床は，納涼床，あるいは単に「ゆか」とも呼ばれ，祇園祭，鱧，五山送り火とともに夏の京都の風物詩。

そして川面を渡る風はエアコンの冷気と違い，自然の恵みそのものですから気持ち良さも格別。ふと，以前，奥只見の国道252号を走っているときにも天然のクーラーの恩恵にあずかったことを思い出します。

とっぷりと日も暮れた中，ぼんぼりの灯されたゆかでグラスを傾けているうちに，奥山シェフ特製の欧風料理がテーブルに供されていくのですが，これが先ほど仕入れたばかりの食材の組み合わせに，さらにシェフの技がしっかりと加えられたプロの味。

６Ｌほど買ったはずのビールはもちろん，7月にオーストリアで買ってきた３Ｌの巨大ボトルの赤ワインもみるみるうちに減っていき，カボス焼酎，濁り酒，フォアローゼスなどさまざまなボトルが飛び交う中，ふと気がつくとまわりのゆかはとっくに営業終了。

東の空には，オリオン座や月齢26.4の細い月まで上っていました。（おわり）。

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今回はオートバイの取り持つ縁で，貴重な体験をさせて頂きました。京都の奥山さん，御馳走ともどもどうもありがとうございました。おかげさまで楽しいひとときを過ごすことができました。そして，遠路はるばる参加頂いたみなさまお疲れさまでした。

次回イベントは10月半ば過ぎに一泊タンデムツーリング，11月になってちょっと寒くなったころにでもキャンプを考えております。お楽しみに！