ISIZE USER COLUM(133ch) Backnumber by J.Taniguchi |
究極のライディングウェア |
Sept.20 (No.595) |
「人間の身体はもともとオートバイに乗るようにはできていないからさ」。 オートバイの免許を手にして間もない頃のこと,いつも革ウェアでショップに現われる初老のYAMAHA TX乗りの方にその理由をたずねたときに返ってきた答えです。 この一言。ごく当たり前のことながら,不思議とオートバイにまたがるたびに頭の中をよぎることとなり,それ以来,スニーカーはブーツへ,ジーンズは革パンツへ。 ジャケットも,アウトドアブランドの防寒ジャケットからプロテクター入りジャケット,グローブも軍手やスキー用のものからライディング用グローブへ変化し,ジャケットは数年後,さらに革ジャンへとグレードアップ。 そして,8年あまりかけてようやくたどりついた「正装」は,まるでどこか国のゲリラ隊の一員のようなスタイル。これにはさすがにちょっとやりすぎと苦笑い。 しかし,このスタイルも,雨が降ってしまうとさらにカッパを着なくてはならないという点ではまだ改善の余地を残しているのです。 より完璧を期するには,プロテクション機能を持ちながら全天候対応のウェアを探すしかない...。 そんなこと考えていたときに,このコラムの読者のまにたさんがオフ会に着てきたのがアメリカから直輸入のエアロステッチロードクラフタースーツ。 ワンピースで697ドル,ツーピースで737ドルという値段は決して安いものではありませんが,しっかりした縫製と独自のジッパー配置,さらに国内のゴアテックスウェアとの価格を考えると十分にリーズナブルと考え,オプションのバックパッドとともに購入したのはサイズ42Lのワンピース。メールで入念な打ち合わせをした甲斐あって,届いたウェアは身長182cm,体重73kg,ややテナガザル体型のたにぐちにあつらえたようにぴったりした。 メール,国際電話のいずれも日本語で対応してもらえるので,興味のあるかたは,是非,問い合わせてみて下さい。 追記(2003/12/1):購入から3年あまりが経ちちょっとくたびれてきた感じのロードクラフタースーツ。2000年7月に購入して以来,第二の皮膚のようにオートバイに乗るときにはほぼいつも着ているのですが,生地がしなやかになったのにあわせて防水性能も買ったときと同じレベルというわけにはいかなくなってきました。停止時にヘルメットに雨粒があたって音を立てるくらいの雨量になると1時間弱の走行で内部に浸水してくるという状況に...。片道30分くらいの通勤には何の問題もないのですが,最近は必要に応じてさらにレインウェアを併用するようにしています。 |
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8月末の京都ツアーにも着用。走っているかぎりベンチレーションは優秀で,気温30度を超える真夏でも大丈夫でした。 |
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