1966年製のリトルホンダ。

正統！原動機付自転車なんてイキがってみても，所詮は1.2psエンジンのペダル付きオートバイ。SI単位系に換算すると出力1kWにも満たないのですからはかないのりものというのが現実の姿なのでしょう。

しかし，6月にうちに来て以来4ヶ月が経過し，ボチボチと調子を取り戻しつつあるようで，納車の時にはペダルでアシストしてやらないと上れなかった坂道も，エンジン単独でグイグイ登るようになっている今日この頃。

こうなると，一度，体力測定をしてみたくなるのは人情というもので，早速，GPSレシーバーの出番となりました。

GPSレシーバー取付アタッチメントはパリダカ号のハンドルにセットするためのアタッチメントをそのまま流用して，ハンドルの左グリップ付近に取付けます。万一の落下対策として，ストラップをグリップにかけておくのはお約束。

電源は，リトルホンダにはそもそもバッテリーが存在しないため単三電池での運用となりました。

さて，測定結果です。

a)平地での自走で最高速度28.5km/h。このとき速度計は約26km/hを指していましたので，珍しくマイナス誤差の出るメーターであることが判明しました。

b)下り坂では，原付自転車の法定速度を上回ることもわかりました。ちなみにこのときの速度計の針は4時の位置あたりまで来ていましたが...速度計としてはスケールアウトなので速度は不明。もちろんGPS上の最高速度実測値(MXSPD)は秘密です...。

c)ついでに近所を20分ほど走り回ったところ，平均時速(AVSPD)は24km/hくらいになることもわかりました。

なるほどね。平均時速で24km/hくらい出るならば...，案外遠出もできるのではないか...なんて，ついまたイタズラ心が騒ぎはじめてしまったのでした。