供用直前になって料金を見直し，開通当初から5年間はバーゲンプライスを設定したにも関わらず利用は期待を大幅に下回ってしまったのは皆さんご存知の通りです。
日本の動脈である東名高速道路と直結するのはまだ当分先の話である一方で海ほたるパーキングだけが盛況である状況をみると，アクアラインが海ほたる連絡道路と改名されるのも時間の問題なのかもしれません。
しかし，1,440,000,000,000円ものお金と最新の技術を湯水のように注ぎ込んで建設してしまったものを飾りものにしておくのももったいない話と考えたんでしょう。
今年の7月20日から，再び料金の見直しが行われ普通車が1,000円下がって3,000円，二輪車は800円下がって2,400円で通行できるようになっているとのこと。
ところでこの件，日本道路公団webページのプレスリリースにもトピックスにも載っていないのはなぜなんでしょう？
利用する側からすると値下げは大歓迎なれど，管理する側からするとよほどクヤシイなことなのでしょうかね...。
さらに，償還，つまり建設にかかった費用などの借金を返済する総額は変わらないのに，なぜ値下げが可能になったのか不思議に思い資料をよく読むと，公的負担による金利負担の軽減措置を期待したうえで，京葉道路・千葉東金道路一期・二期・三期などの有料道路をプール制に組み入れてしまっており，さらに償却期間が10年延ばされ50年となっておりました。
これで京葉道路・千葉東金道路については向こう50年間の無料開放の可能性はなくなってしまったわけですね。。。合掌。。。
さて。
利用促進を図りたいのであれば，タンデム禁止の解除についても早急にお願いしたい次第であります。木更津〜川崎のフェリーが廃止されて以来，頭のなかの地図上では千葉県は以前よりかなり遠くなってしまっていて，たとえクルマであったとしても，房総などに出かけなくなって久しいですから。。。