ISIZE USER COLUM(133ch) Backnumber by J.Taniguchi
K100RSスイッチのメンテナンス
Sept.29 (No.598)

オートバイに対する印象というものは,ほんの些細なことで大きく変わってきたりするのもおもしろいところ。

特に,操縦の際に直接目に入るメーターまわりや,直接操作するスイッチまわりの操作感などは,エンジンフィールなどに比べると大したことないと思われがちですが,実は案外あなどれないのです。

3月にK100RSのメーター照明の電球が切れたときに,ついでに照明色をアンバーにしてみたのが思いのほか効果的だったというのは以前報告した通りですが,今回は,操作感がちょっと渋くなってきたグリップヒーター,ハザードライト,ABSキャンセルスイッチのメンテナンスの報告です。

メインキーの下のクラッシュパッド部分に並ぶこれらのスイッチ。それほど頻繁に使うものではないのですが,それでもパチンパチンと気持ち良く操作できたほうがやはり気持ちいいですし,思わぬ接触不良がトラブルの元になる可能性もないとはいえない...と思いつつ作業開始。

ボルト2本でとめてあるクラッシュパッドを外し,樹脂部品を傷めないよう慎重にスイッチをばらします。特に,スイッチの操作感を演出する小さなバネと鉄球をなくさないよう細心の注意を払いつつ...。

無事スイッチを開けることができたら,接点潤滑剤をマイナスドライバーの先にスプレーし,接点部分とバネがあたる部分に塗ってやり,あとはスイッチを組み立てて作業終了。

操作感を確認してみると見事にスイッチのクリック感が戻り,ハザードスイッチに時々発生していた接触不良も完治してメンテナンスは大成功。こういう楽しみは,ある程度年季の入った中古車ならではの楽しみですね。

もちろんトラブルフリーの新車の魅力ってのも捨てがたいものではあるのですが...。

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例によってat your own riskにてお試し下さい。
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