トンプ〜たにぐちのツーリングを楽しもう!Vol.3

2001年5月30日号 [ 友達に会いに行く ]
転勤などで、普段なかなか会えなくなってしまった友達に会いに行くためにオートバイを走らせるのも、ツーリングの楽しみの一つです。
その友達がバイク乗りなら、地元の人だけが知る穴場を案内してもらいつつ、一緒に走るのもなかなかオツなもの。

普段は離れていても気心の知れたもの同士、お互いの間合いを計りつつワインディングを軽く流したりバイクを交換試乗したりしながら半日ほど走ってみれば、よく一緒に出かけていたころの記憶がフラッシュバック。適当に腹が減ったところで雑談しつつ飯でも食えば、しばらく会えなかったギャップもアッという間に埋まってしまいます。
ところで。

インターネットが通信手段として日常生活にあたりまえのように入ってくると「直接会ったことのない友達」という不思議な関係ができあがることがあります。特に、メーリングリストなどでコミュニケーションを繰り返すうちに、この人はいったいどんな人なんだろう!? という好奇心がフツフツと...。

近場であれば、早速ファミレスなどでお茶会ということになるのですが、今回のイメージに登場のみなさまは、東京から実に900kmほど彼方の四国愛媛は松山にお住まい。

ちょうどメーリングリスト上で松山近郊のメンバーが集まって気軽なお茶会をしようという話が盛り上がっているところに、僕の好奇心に火がついてしまい、いきなり奇襲をかけてしまったときの一コマです。

雨が降れば中止になるお茶会に、はるか東京から飛び入りするってのは、考えるまでもなく実にクレージー(笑)。しかし、結局、好奇心に負けて、松山市内朝九時半集合のお茶会目指し、前日の夕方、東名高速に乗ってしまいました。

折からの不安定な気圧配置ため、静岡あたりで前が見えないほどの集中豪雨に遭ったりしながらも、名神、中国道と走り、瀬戸大橋を渡るころには夜が白みかけてきました。

四国に入ってしまえば松山は目と鼻の先。しかし、松山インターを目前に、空からは無情にも大粒の雨が落ちてきてしまいました。この雨ではお茶会は中止!?

しかし、ここまで来た以上引き返せるわけもなく、予定時刻に集合場所のバイクショップブルーパンサー重松さんに到着してみると...果たしてメーリングリストで話題に上がっていた久慈さんのK100RSが停まっているのが目に入ります。

やはり来てみてよかった!

バイクショップで雑談しているうちに天気も回復し、Kawasaki ZZ-R250に乗るゆきさん、HD Sportster1200に乗り換えてまもない桑原さんも合流。R56榎峠近くの手打ちそばやこねこね亭、道後温泉本館、風情のある喫茶店桐壷などを案内してもらうことができました。

900kmをイッキ走りするようなツーリングは体力的にも金銭的にもめったにできるものではありませんが、「人に会う」ことを動機にツーリングに出かけるってのもなかなかいいもんですよ。ぜひお試しを!

■ツーリング情報
・R56榎峠近くで手打ちのうまい蕎麦が食える「こねこね亭」の位置は↓から。
http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E132.41.50.9N33.40.0.7&ZM=8
・今回奇襲を受けた久慈さん%K100RS のレポートは↓から。
http://www.smb.net/~kuji/K100/Maintain/Diary/20000514.html
<<BACK コラムトップヘ NEXT>>
 
ご意見ご感想はこちらまで