トンプ〜たにぐちのツーリングを楽しもう!Vol.19

2001年12月5日号 [ いよいよETC全国展開!...しかし ]

9月28日発表のJHプレスリリースにあるとおり、先週金曜日の11月30日からいよいよ全国約600個所の料金所で有料道路自動料金収受システム(いわゆるETC)が利用できるようになりました。
すでに千葉地域の高速道路、あるいは小田原厚木道路などで先行的にサービス開始されていたETCですが、いよいよ本格的に実用段階に入ったというところでしょうか。

雨の日のツーリングはもちろん、普段から通行券やお金の出し入れに苦労しているオートバイにとって便利なシステム。個人的にもサービス開始を心待ちにして いたのですが。。。

とりあえず車載器に関して情報収集をと思いオートバイ用品店やオートバックスなどに出かけてみても、オートバイ用のモデルが見あたらないのです。クルマ用の車載器を売り出しているメーカーのホームページなどを見てみても、アンテナ部分が独立したタイプのものは売り出されているもののやはりオートバイ用というモデルはどこにもなし。

JHのページを見る限り、オートバイがETCサービスを受けられないという記述もないしこれはいったいどういうことなのかと思い、先日ハイウェイガイド東京に直接電話して確認してみたところ。。。

なんと、オートバイ用車載器はまだ市場に出る段階まで開発が進んでいないそうで、したがって道路公団としてもオートバイの方のETC利用は考えていないとの返事。

過去何年にもわたり実験を繰り返す中で当然、オートバイ向けサービスにおける問題点などはわかっていただろうに一体どういうこと!?って感じです。

通行料金が最大2割引になるというせっかくの割引制度も、申込期間は来年の6月一杯。もし、それまでにオートバイ用の車載器が発売されなかったら、オートバイ乗りはETC割引の恩恵を受けられないなんてことにもなりかねない状況。

青地に白文字で「ETC専用」とあるゲートには進まないようご用心!
一日も早くオートバイ向けの車載器の発売をして頂くよう、車載器メーカ様にはお願いするとともに、全ての有料道路においてオートバイ向けのETCサービスを始めてもらうようお願いしたいところです。

しかし...よく考えてみれば、オンラインで利用状況が把握できると言うことは裏を返せば入口と出口の間の所要時間とその間の距離から瞬時に平均時速を計算されてしまう可能性もあるわけで、料金所をノンストップで通れるというメリットだけでETCを利用すべきなのか、ちょっと迷うところではありますね。

ETCの二輪向けサービスが開始にるまでにじっくりと考えることにしておきましょうか。。。

■ツーリング情報!?
●日本道路公団プレスリリース
http://www.jhnet.go.jp/press/rel/2001/09/28a/index.html

●日本道路公団ETC広報ページ http://www.jhnet.go.jp/etc/index.html

●ETCが利用可能な料金所一覧 http://www.jhnet.go.jp/etc/ryoukinjo.html
●ETC Q&A http://www.orse.or.jp/qa/qa.html

●期間限定特別割引(ただし二輪車には幻で終わるのかも...)
http://www.jhnet.go.jp/etc/waribiki/index.html
<<BACK コラムトップヘ NEXT>>
 
ご意見ご感想はこちらまで