トンプ〜たにぐちのツーリングを楽しもう!Vol.24

2002年1月16日号 [ 熱を逃がさない防寒から熱を作り出す防寒へ ]

季節によらず気候のインパクトをもろに受けるオートバイ。
今回入手した電熱ベスト。リバーシブルで着れますが、発熱面を外側に着るとこんな外観になります。フリース面を外側にした場合の外観は、カタログページでご確認ください。
夏は暑いし冬は寒い。雨が降ればもちろんずぶ濡れに。特に寒さがもっとも厳しくなるこれからの時期、防寒対策には皆さんそれぞれに頭をひねっているのではないでしょうか?

汗を体の表面に残さないアンダーウェア、風を通さないフリースジャケット、透湿性素材を採用したウィンタージャケットなど化学素材をつかったウェアをうまく組み合わせて使うことで、以前ほど着ぶくれることなく防寒することができるようになってはいるものの、これは自分の体温をいかに有効利用するかを考える防寒、つまり「熱を逃がさない防寒」だったのです。

これはこれで十分ではあるのですが、人間の欲望はつい、その先に来るものを求めてしまい...今年は「熱を作り出す防寒」に積極的に取り組んでみることにしました。

グリップヒーターはすでに導入済みですが、これに加えて今回入手したのは...以前から気になっていたエアロステッチの電熱ウェア。

商品名に「加熱KANETSU」と漢字が商品名に含まれるこのウェアはベストタイプとジャケットタイプの2種類の形状があり、組み合わせられるフリース素材にも通常のフリースとウィンドストッパータイプの2種類の素材があります。

背中のポケットに本体を裏返すように収納するとポーチ状になります。BMW用電源コードに付いているパイロットランプ付きスイッチも視認性、操作性ともに◎。
これを、これまでの着こなしレイヤーに追加していくのが一番効果的だろうと考え、今回は一番シンプルな電熱ベスト(品番#101、価格$137、消費電力45W)を試してみることに。

BMWのオートバイには装備されるサービスコンセント直結の接続コードを組み合わせれば、車体との接続もワンタッチ。さらにコードの中間にもうけられたパイロットランプ付きスイッチの使い勝手も◎です。もちろんグローブをしたままオンオフ可能。

リバーシブルで使うことで温度調整を可能とし、背中部分のポケットに本体をそのまま入れてポーチのように入ってしまう収納性の良さなど、よく考えてあると思います。

血の巡りが悪くなりがちな指先を積極的に暖めるグリップヒーターと胴体部分を直接暖める全身の血流をさらに円滑にする電熱ベストの組み合わせは十分に効果的であることは年内に何度か走行テストを行いすでに実証済。

湿気を吸うと発熱する素材を使ったアンダーウェアを組み合わせればさらに効果的なのでしょうが、今の段階でも身体を暖めることで筋肉がほぐれ、運動性が高まるというエアロステッチのコラム内容を実感してます。興味がある方はどうぞお試しを!
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