ISIZE USER COLUM(133ch) Backnumber by J.Taniguchi |
R1100S試乗レポート(3) |
July 19 (No.570) |
クルマやオートバイで何度通っても,箱根ターンパイクは楽しいルート。 箱根新道に比べると通行料は数倍しますが,通行料というよりはお楽しみ料と割り切ってしまいます。なにしろ,黒煙モクモクのバスやトラックと無縁なのが何よりありがたい。 例によって転ぶ気がしない最新サスペンションに助けられながら,ターンパイクの高速コーナーを一つ一つクリアしていきます。 前後タイヤは路面に吸い付いたようにスムーズ。ブレーキングで前のめりにならないフロントのテレレバーサスペンションはやはり大した発明ですね。改めて,テレレバーサスペンションの自転車も試乗してみたくなりました。 頂上の大観山駐車場で一服ののち,箱根峠からは芦ノ湖スカイラインです。 このルートも,快晴の日には駿河湾を眺めつつ,裾野,富士山とダイナミックな眺めを楽しめます。下界が快晴でも登ってみるとガスの中ということも多いのですが,今日は下界も天上も快晴に恵まれてます。 ここまできたら,あとは勢いで箱根スカイライン,長尾峠を経由して東名御殿場インターへ。 長尾峠のクネクネ舗装路は,白バイポジションの勝手知ったるパリダカ号の方が楽しめそうな雰囲気でしたが,それ以外の全ての区間では,やはり新しいフラットツインがアドバンテージを感じさせてくれました。 もちろん,手元の操作系も,グリップヒーターやハザードライトのスイッチまで左右のグリップまわりに配置された最新型。そして,左右親指のウィンカースイッチなどの操作にクリック感が明確に感じられるようになったのも,個人的には大きな進歩だと思います。 信号待ちのアイドリングで,フロントスクリーンまわりがユラユラ揺れてしまったり,前方に向かって大きく傾斜しているシート形状だけは最後までなじまなかったけれど,いい意味で万人向けに進化していた最新BMWに乗れたのはいい経験になりました。 最後になりましたが,試乗車を快く貸していただいた(株)バイクハウスフラットさんには心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました。(おわり)
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手元の操作系も確実に進歩していました |
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