/ 最終更新日:2004年2月11日 / | |
●整備記録 ○R100GS PD('89) ○motocompo('82) ○Little Honda('66) ○Trek7400('03) ●過去の整備記録 ○BMW K100RS('91) ○KTM Duke620('94) ○VESPA P125X('82) ○HONDA Dax('95) ○Audi80('86) ○PEUGEOT405('91) ●風邪にご用心! ●UserColum |
colum「オートバイは楽しい!」
■突然のクラッチワイヤー切れ 発進やギヤチェンジの時に,無意識に操作している左手のクラッチレバー。 エンジンからの動力を,変速機に伝えたり切ったりすることで,スムーズに発進やギヤチェンジができるわけですが,レバーの操作をクラッチそのものに伝える方法は大きくわけてワイヤーによるものと油圧によるものがあります。 うちのパリダカ号は,ワイヤーによって伝えているのですが,さて,このワイヤーが切れるとどうなるのか? ワイヤーが切れると...クラッチレバーを引いても肝心のクラッチはつながったまま...ということは,エンジンは変速機につねにつながっていて,変速機も後輪に直接つながっていますから...エンジンが動いているかぎり後輪も動き続けようとする...ということは,赤信号で止まるとエンジンも止まっていなくてはならなくなる... さて。 クラッチワイヤが正常なときは,クラッチレバーを握ればクラッチが切れるわけですからオートバイが止まっているときにもアイドリングと称してエンジンは回っていられるんですが,この状態を作れないとどうなるのか?それを身をもって実感することができまして... 赤信号で止まっていて,信号が青に変わる。ギヤをローに入れるべくクラッチレバーを握ったところで...ブツンとレバーが急に軽くなる。こうなるとクラッチを切ることができず...エンジンの動力が変速機に伝わりっぱなし。変速機にエンジンの力が伝わっているときは,ギヤチェンジはできないのですから困ったもの。 うーん。 とりあえずエンジンを切ってギヤをローに入れてから考えます。「ここはちょっと下り坂だから...次に青になったらそのままセルボタンを押して一気にスタートしたら?」 やってみると大成功。無理やりながら何とか発進することができました。ところが間もなく次の赤信号が...。さすがにそのまま突っ切るわけにも行かないので,ブレーキで回ろうとするエンジンを押さえつけて止まります。 ガクガクガクンッ!! 車体を無理やり押さえ込む感じで止めると...そのままエンジンも無理やり止まってしまいます。はぁ〜何ともカッコ悪い。信号が青になると,もう一度,無理やりセルスタートし,今度は次の信号の青タイミングを見ながら路肩をトボトボ走ります。これまた情けない...。 まあ,こんな思いをしながら6kmほど走り何とか自宅にたどり着いたのですが,後からディーラーで聞いた話では,セルスタートはセルモーターに大きな負担をかけるので決してお勧めできるものではないとのこと。そうは言ってもトラックでの引き上げを頼むとそちらにお金がかかるし,一番いいのは...予備のワイヤーをいつももっていることなのかな。やれやれ。 画像の説明:レバーとの接続部で見事に切れたクラッチワイヤ。合掌。。。 ●感想などはjtn@e-motorcycle.jpへお願いします。 ●このページはJavaScriptを使用しています。 |
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